今回ご紹介するのは、不用品回収を専門とする事業者様からご依頼いただいたWordPressサイトの制作事例です。既存サイトの「訴求がズレていた」という構造的な課題を起点に、ゼロから設計を組み直しました。

同業種の他の事例もあわせてご覧になりたい方は、制作実績一覧からご確認いただけます。

不用品回収業者に「速さ」を求める人は少数派

ご依頼前のサイトには「24時間対応」「全国対応」「迅速回収」という言葉が並んでいました。訴求の方向性として間違いではありません。ただ、問い合わせはほとんど来ていない状態でした。

ヒアリングを重ねていくうちに、構造上の問題が浮かび上がりました。不良品回収を検索する担当者様は、製品事故やクレーム対応、社内への説明責任、そのすべてを同時に抱えた状態でサイトを訪れています。頭の中にあるのは「この業者に頼んで、後になって問題が起きないか」という不安です。

「速さ」を前面に出すことで、「記録がないまま雑に処理されるのでは」という逆方向の印象を与えていた可能性がありました。サイトが伝えていた情報と、訪問者が必要としていた情報の間に、明確なズレが生じていたのです。

HP再設計の軸「証拠が残ること」を最初に渡す構成へ

この業種において、訪問者が最初に確認したいのは「回収後に何が残るか」だと判断しました。回収証明書・廃棄記録・写真報告の存在を、ページの最上段に配置しました。

次に「依頼→現地確認→回収→報告書提出」という対応フローを図解で明示するセクションを設けました。「ご相談ください」という曖昧な表現ではなく、動いた後の証跡が残ることを先に見せる構成です。

「速さ」の訴求は残しましたが、「証拠が残る速さ」という文脈に変えました。こうした導線設計の考え方については、ウェブマーケティングの解説記事もあわせてご参考ください。

「以前のサイトは何を売りにしているのか、自分でも説明できない状態でした。今は胸を張ってお客様に見せられます」(クライアント様より)

なぜこの設計が機能したか

「不用品回収 業者」で検索する方は、すでに問題が起きています。その状態で「対応が早い」という言葉を見ても、判断材料として弱い。「後処理まで完全に対応できる」という証拠を先に提示することで、問い合わせへの心理的ハードルが下がります。

検索意図に合わせた構造設計により、訪問者が「この会社であれば大丈夫だ」と判断できる情報の順番に組み直せたことが、機能した主な理由だと考えています。初期は表現の調整を重ねる必要がありましたが、構造の軸が定まってからは改善の方向性がぶれなくなりました。

「問い合わせフォームから連絡が届くようになり、以前との手応えの違いを実感しています」(クライアント様より)

なお、制作会社を選ぶ際に「構造から設計できる会社かどうか」を見極めることは非常に重要です。

HP制作業者で失敗したくない選び方の基準については制作会社の選び方をご参照ください。

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